【フジノウェーブ記念】キャプテンキングが1年10カ月ぶりの重賞制覇

直線で先頭にたつキャプテンキング(左から3頭目)=大井競馬場(撮影・持木克友)
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 「フジノウェーブ記念・S3」(10日、大井)

 開催3日目の11Rで行われ、キャプテンキングが1年10カ月ぶりの重賞制覇を果たした。6番人気は道中で先行勢の直後の絶好位から、直線半ばで抜け出した。2番手追走からいったん先頭に立った1番人気のベストマッチョが2着に粘り、3番人気のグレンツェントが3着に追い上げた。なお、優勝馬は「第32回東京スプリント・Jpn3」(4月14日、大井)の優先出走権を獲得した。

 5歳の5月に川崎マイラーズを勝って以来、実に1年10カ月ぶりの復活劇だ。3歳時にはJRAからの転入初戦で羽田盃を勝ち、4歳の暮れから5歳にかけては重賞4連勝した実力馬が、7歳になって健在ぶりを見せつけた。

 4回目の騎乗だった和田譲は「返し馬の時から気合が乗っていて、先行集団の後ろの位置で手応え十分。直線ははじけてくれると思った」と満面笑顔。鞍上の証言通りに、往年の先行力が復活し、先頭に立った後も力強いラストスパートを発揮した。

 和田譲は2月23日にウワサノシブコでのユングフラウ賞勝利に続いて、自身3回目の重賞勝ち。この1月に通算900勝を達成しているが、勝ち鞍に比して重賞タイトルが少なかった。「これを機に今年はもっと頑張る」と、復活したキャプテンキングとのコンビで、さらに大きなところを狙っていく。

 ベストマッチョ(2着)「あと一息。道中力んで走っていたのが悔やまれる。残念です」(森泰斗)

 グレンツェント(3着)「斤量58キロが影響したのかもしれないけど、最後は脚色が一緒になった。もう一息欲しかった」(御神本訓)

 サブノジュニア(4着)「使い続けて、くたびれている。切れがなかったし、直線伸びかけて終わってしまった」(矢野貴)

 クルセイズスピリツ(5着)「道中の感じは良かった。このメンバーで1400メートルだと押し切られてしまう」(西啓太)

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