ケイバ熱盛ブログ「アーモンドアイと、もうひとつの“愛”」(11月29日)

 こんにちは。日本競馬史上初となる三冠馬3頭によるドリームマッチに大興奮だった大西です。今はコロナ禍で現地での観戦が非常に難しい状況。私も、住んでいる関西からテレビでレースを見届けました。府中に行けない皆さんは、家族と一緒にステイホームで楽しんだことでしょう。

 家族と言えば、アーモンドアイに騎乗するルメールJと以前、こんなことがありました。2年前の12月のことです。関西ローカルの夕方の情報番組に、夫人のバーバラさんが出演していたのです。空港での日本の食に関するインタビューで、「ジャパニーズフード、とてもおいしい」と流ちょうな日本語で応対していました。慌てて番組を録画し、後日、本人に確認。すると、本当にうれしそうに教えてくれました。

 「見てくれた?そうそう。香港に行く前の空港でインタビューされました」。ルメールJの夫人と知らずに話を聞いていたそうで、近くでみんなで盛り上がっていたと言います。家族で仲のいい様子が伝わってきました。

 以前、ルメールJがオシャレなマスクをしていた時に、「バーバラが作ってくれたんです」と教えてくれたこともありました。異国の地で活躍する夫を支え、ともに戦ってきた夫人。家族全員、アーモンドアイが大好きで、コロナ禍になる前には、息子のルカくん、娘のアンドレアさんとともに競馬場に熱心に足を運んで応援。レース後、ルメールJとハグする姿は、絵になる印象的な光景でした。

 最後の勇姿も家族で精いっぱい応援したことでしょう。2度目のジャパンC制覇で、日本競馬史上初となる芝G1・9勝の功績は永遠に輝き続けるに違いありません。アーモンドアイの活躍には、ルメール家の家族愛も不可欠だったと思います。今後は繁殖入りする予定の彼女。その家族とも言える子どもたちにも、母のような力強い走りを見せてほしいものです。

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