レアンドロドミンゲスさん死去 野々村チェアマンが追悼「Jリーグの水準を押し上げてくれました」
Jリーグ柏で11年のJ1優勝に貢献し、MVPに輝いたブラジル出身MFレアンドロドミンゲスさんが1日に死去したことが2日、分かった。訃報を受けてJリーグの野々村芳和チェアマンが同日、追悼コメントを発表した。
野々村チェアマンは「この度の訃報に接し、大変驚いており、誠に残念でなりません。レアンドロドミンゲス選手がボールを持つと、何が起こるのだろうと期待感が湧きあがり、スタジアムの空気がパッと変わったことをよく覚えています」と、当時を述懐した。
レアンドロドミンゲスさんは10年に柏に加入。司令塔としてJ1昇格に導くと、11年には15点を挙げて優勝に貢献した。名古屋や横浜FCでもプレーし、J1通算97試合に出場して29得点だった。
同チェアマンは「所属チームだけでなく対戦チームも含め、多くの選手たちがレアンドロドミンゲス選手のサッカーへの姿勢や創造力あふれるプレーに刺激を受け、切磋琢磨し、Jリーグの水準を押し上げてくれました。10年以上もの長きにわたりJリーグを牽引してくれたレアンドロドミンゲスさんへ、Jリーグ、Jクラブ、サッカーファミリーより、心からの感謝と哀悼の意を表します」と記した。
ブラジル時代に在籍したクラブ「ECビトーリア」が公式X(旧ツイッター)で「レアンドロドミンゲスの死を深く残念に思っています」などと公表した。地元メディアによると、レアンドロドミンゲスさんは2022年から精巣がんで闘病していた。