【北京共同】中国国営通信新華社は27日、中国とフランスの両政府が温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の採択から今年で10年となることを受けて共同声明を発表したと報じた。両国は協定を堅持する姿勢を強調し「気候変動問題で国際協力を強化する」と表明した。パリ協定を離脱する方針を示したトランプ米政権に対抗し、温暖化対策における国際協調の重要性を訴えた。
ロイター通信によると中国の王毅外相は27日、フランスのバロ外相と北京で会談し、経済を含む三つの分野で両国のハイレベル対話を年内に実施すると明らかにした。米中対立が激化する中、中国は欧州との関係強化を図っている。