海外ファンも熱視線の〝なんば線シリーズ〟 米国では阪神にまつわる〝カーネルの呪い〟に注目集まる
いよいよ日本シリーズです。2014年以来の出場となる阪神タイガースが目指すのは38年ぶりの日本一。カナダ出身の筆者はもちろん、全国の虎党が湧き上がっている。対戦相手のオリックス・バファローズが勝てば球団初の連覇。また、この対決は59年ぶりの関西シリーズとしても注目を集めています。でも関西以外が盛り上がってないというわけではない。実はこの対決、海外のファンからも注目を集めているんです。
シーズン終了後のメジャー挑戦が有力視されるオリックス・山本由伸投手は、すでにアメリカの野球ファンに認知されている。今オフ、MLB球団が獲得可能な〝FA投手〟の中でもダントツ人気の逸材。日本ラスト登板とみられる今回の日本シリーズは、海の向こうのファンにとっても必見なのです。
そして阪神タイガース。意外なことにアメリカの野球ファンには〝カーネルの呪い〟が注目されてます。1985年の優勝時にカーネルサンダース像が道頓堀に投げ込まれて以来、阪神は呪われている-。この話はアメリカでも都市伝説として知られていて、今年のチームが呪いを解けるかが注目を集めています。
国内外から注目を集める〝なんば線シリーズ〟ですが、ここでひとつ残念なことが…。レギュラーシーズン公式戦の場合、阪神ファンなら「虎テレ」で本拠地主催試合が見放題。オリックスファンなら「パ・リーグTV」も同様だった。それなのに日本シリーズは、今のところどちらも配信が予定されていない…。
最近、日本在住の筆者のもとには毎日のように海外から連絡が入ってくるんです。「日本シリーズが見たいけど、その方法を教えてください」と。返信したくない理由は一つ。「私が知る限りは合法的な方法がない」と残念な答えを書かなければならないから。海外の野球ファンをがっかりさせるメールを送るたびに「日本プロ野球とその優秀な選手たちをもっと自慢して、世界中にアピールすればいいのに」と心が嘆いている。
そんな気持ちを胸に秘めつつ、筆者は日本シリーズをエンジョイしたい。そしてできる限り、その戦いを海外の野球ファンに発信していきます!
◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。
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