「オープン戦、中日１－３楽天」（２３日、バンテリンドーム）

　目指してきた３・２８へ、楽天のドラフト１位・宗山（明大）は３カ月間をケガなく走りきった。オープン戦最後の試合は代走での出場で、打席はなし。１５試合を打率・２３１で終え、三木監督も「このままだとスタート、開幕を迎えられる」と合格点。開幕へＧＯサインだ。

　ベンチスタートとなったこの日は、七回に代走で出場。打席が回ってくることはなかったが、そのまま遊撃の守備に就いた。新人合同自主トレ、キャンプに練習試合からオープン戦とさまざまな経験を積み重ねてきた３カ月間。宗山は「いい時は打つべき球、見逃すべき球を見られる」と収穫を得ると同時に、「課題は本当にたくさんある。全ての面で勉強できたら」と前を向いた。

　目指す開幕スタメンへ、いきなり激突するのはオリックスの好投手・宮城だ。宗山は「開幕スタメンをずっと目標にやっていたんですけど、まだまだ勉強できることたくさんある。１番は試合に出てもっともっと吸収していけたら」とし、「１年間いろんなことが起きるだろうけど、全て財産になると思う」とは三木監督。夢中で駆け抜けるルーキーイヤーはもう、目の前だ。