健大高崎・石垣元気がセンバツ最速の155キロ連発「ストレートが一番よかった」 藤浪晋太郎ら超える 八回に登板、最後の打者も155キロで空振り三振
「選抜高校野球・準々決勝、健大高崎9-1花巻東」(26日、甲子園球場)
健大高崎の背番号1、石垣元気(3年)が八回から登板。155キロのセンバツ最速をマークした。
試合後、石垣は「今日にストレートが一番よくて、出るかなと思いました」などと振り返った。変化球なども含めた投球全般については「まだまだ精度が甘いので、もっと上げられるようにがんばっていきたい」。大会前に左脇腹を痛めたが、現在の体の状態は「ほとんど100%に近いくらいに治っています」と説明した。
これまでの最速は2008年に平生拓也(宇治山田商)、12年に藤浪晋太郎(大阪桐蔭)がマークした153キロだった。
石垣は3番手で今大会2試合目のマウンドへ。先頭への1球目にいきなり153キロを計測するなど二ゴロに。2人目の初球に外角高めに155キロを投げると、2球目も高めの155キロ。中飛に打ち取った。次打者にも155キロを連発したが2球目は中前に運ばれる安打に。走者を出したが、次打者を空振り三振に仕留めた。
九回も150キロ台のストレートを連発し、最後の打者もフルカウントから155キロの高めストレートで空振り三振に斬った。
大会前に左脇腹を痛めた石垣は23日の敦賀気比との2回戦で1点リードの九回2死一塁の場面で今大会初登板。初球から150キロ台を連発して最後の打者を抑えていた。
この日は2回を投げ、青柳監督は「登板が空いているので投げておいた方がいいと。よかったと思います」と説明。「今日は本当によく投げた。状態が上がってきたので楽しみ。投げさせたかった」と目を細めた。
大会連覇まであと2勝。石垣は「決勝に進出できるようにまずは自分たちができる野球をしっかりして。まず決勝に行ければいいかなと思う」と準決勝の一戦必勝を誓った。同時に「まだまだ(球速は)出ると思います」と話し、155キロを超える“記録更新”を期待していいかと問われると「はい」と答えた。
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