広島・モンテロ開幕4番 新井監督託した!オープン戦打率・333、2本塁打、3打点「自信を持てるようになりました」

 広島のエレフリス・モンテロ内野手(26)=前ロッキーズ=が開幕戦の28日・阪神戦(マツダ)で4番に座ることが26日、決まった。新井貴浩監督(48)が明言した。狙うのは、2017年に現役時代の新井監督が放って以来、8年ぶりの「開幕4番弾」。豪快な一発で、チームを3年ぶりの開幕戦白星に導く。

 開幕を待ちきれない様子で、声を弾ませた。来日1年目にして託された4番の座。打線の核を担うことが決まったモンテロは、「4番には長打を打つことや打点を稼ぐという責任がある。すごく楽しみにしているので、早く開幕してほしい」と自信たっぷりに言い切った。

 オープン戦は15試合で打率・333、2本塁打、3打点と結果を残した。最後は5試合連続で4番に座り、予行演習を終えた。「日本に来る前から日本野球はすごく細かいと聞いていたので、自分のスイング、タイミングの取り方をいろいろ勉強しながらオープン戦を過ごした」とオープン戦前半はコンタクト重視の打撃で、日本人投手の球筋や角度を確認。「試合を重ねるごとに状態も上がって来たこともあって、自信を持てるようになりました」と新天地での適応に手応えをにじませる。

 ここまで好調を維持しているが、新井監督は「オープン戦とシーズンは別物」と常々口にしている。開幕4番について「そうやね、モンティ(モンテロ)で」と明言した上で、「シーズンに入ってから雰囲気であり、相手の攻めであり、慣れが必要。オープン戦よりインサイドもより多くなると思う。そこらへんもシーズンに入ってから早くアジャストしてほしい」と期待を寄せた。

 主砲として求められるのが豪快な一発だ。球団の4番打者の開幕戦本塁打は、2017年3月31日・阪神戦(マツダ)に、現役時代の新井監督がマークしたのが最後。今季の開幕戦はマツダでの阪神戦。当時と同じ条件が整っている。8年前の再現となる「開幕4番弾」が期待される中、「もちろん、打ちたいです」と笑顔でうなずいた。新井政権になって開幕戦は2連敗中。試合を決めるアーチを描き、指揮官に開幕戦初勝利をプレゼントする。

 この日は、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加。フリー打撃やノックなどで汗を流した。「チームに足りないものを自分が持っているのなら、ファンのみなさん、チームに注ぎたい。自分のことばかりじゃなく、チームのことを考えて、優勝したいと強く願っています」とモンテロ。本拠地での開幕は4年ぶり。満員が予想されるスタンドを、自慢のパワーで熱狂の渦に巻き込む。

 ◆開幕戦新外国人4番メモ 1973年にヒックスが中日との開幕戦に「4番・左翼」で先発出場したのが新外国人の4番打者として初。それ以降、75年ホプキンス、87年ランス、93年メディーナ、11年トレーシー、15年グスマン、16年ルナと過去に7人いるが、開幕戦でホームランは打っていない。外国人の4番打者が開幕戦で本塁打を打ったのは、05年ラロッカ、14年キラの2回だけ。

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