松山英樹「苦しい」38位フィニッシュ 予選通過後は自身ワースト 「次のメジャーに向けて頑張りたい」

 「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(14日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 28位から出た松山英樹(32)=LEXUS=は1バーディー、3ボギーの74とスコアを落とし、通算7オーバーの295で38位だった。最終日はショット、パットともに振るわず、自身のゴルフを厳しく評価したが、次のメジャーに向けて奮闘を誓った。首位から出た世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が68をで回り、2位に4打差をつける通算11アンダーの完勝で、2年ぶり2度目の優勝を果たした。タイガー・ウッズ(米国)は16オーバーで予選を通過した選手では最下位の60位に沈んだ。

 何とも言えない締めくくりに、松山の口は重くなった。アマチュアだった2012年大会を除けば、予選通過後は自身ワーストとなる38位。「ちょっと苦しいゴルフだった。優勝できなかったこと以外は何もない」と厳しく振り返った。

 「スタート前の練習はめちゃくちゃ良かった」という自身の予感は裏切られた。1番は3メートル強のチャンスにつけたが、ファーストパットはカップの手前にショート。グリーンスピードがつかめないパー発進に「速いのか遅いのか分からなくなってしまって、その後もよく分からないまま終わってしまった」と頭を抱える出だしとなった。

 パー3の6番でボギーが先行。9番はピン右6メートルを沈めて初バーディーを奪取したが、これが唯一の反撃となってしまった。後半は2つのボギーをたたいて後退。パターが決まらなければ、フェアウエーキープもパー3を除く14ホールで5度とショットもまとまらず、初日76の出遅れを取り戻すことができなかった。

 2月のジェネシス招待で復活の9勝目を挙げるなど、好調を維持して迎えた大会だったが本領発揮とはならなかった。次のメジャーは全米プロ選手権(5月16日開幕、米ケンタッキー州)。「ショットもパットも、もう少し時間はかかりそうな感じ。まずは体をしっかり戻して、次のメジャーに向けて頑張りたい」と出直しを期した。

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