「米女子ゴルフ・シェブロン選手権・第１日」(１８日、カールトンウッズ・クラブ＝パー７２)

　勝みなみ（２５）＝明治安田＝が５バーディー、１ボギーの６８をマークして首位と２打差２位の好スタートを切った。畑岡奈紗、古江彩佳、岩井明愛は７１で１８位につけた。笹生優花と山下美夢有は７２の３１位で、西郷真央は７３で５４位。西村優菜と稲見萌寧は７４で６８位、渋野日向子は７６で１０１位に沈んだ。ローレン・コフリン（米国）が６６をたたき出してトップ。マリーナ・アレックス（米国）と、米ツアー最多記録に並ぶ出場５連続優勝が懸かるネリー・コルダ（米国）が勝と並んで２位にいる。

　早朝の第１組でのスタート直前、勝は大ファンであるプロ野球の阪神がサヨナラ勝ちしたことを確認した。気を良くして５バーディーを重ね、６８で２位と好発進。「スコアもいいし、阪神も勝ったし最高」と破顔した。

　黒と黄色が基調の「阪神カラー」のウエアで躍動した。インから出て１２番で４メートルのパットを決め、１３番も６メートルをねじ込み連続バーディー。後半も８番（パー５）で残り２１２ヤードを４番ユーティリティーで３メートルに２オンさせ、バーディーとした。

　この日、ティーショットの平均飛距離は２８８・５ヤードでフェアウエーキープも１４度のうち１２度、パーオン率も８３％と高かった。オフにテイクバックで上体が起き上がる悪癖を「逆に下げるようなイメージでスイングしていく形」で修正。飛距離と精度を兼備したショットが身に付きつつある。

　今季は開幕から苦戦が続いていたが、２週前のＴモバイル・マッチプレーで日本勢ただ一人の８強入りと調子は上向いている。「２日目もいいラウンドができたらチャンスはある。伸ばす勢いで頑張っていきたい」と闘志を燃やした。