吉田優利 単独首位に浮上 ツアー自己最少の64で2位に8差 約2年ぶりの優勝へ「一番いいプレーをしたい」
「女子ゴルフ・Vポイント×SMBC・第2日」(22日、紫CCすみれC=パー72)
ツアー通算3勝で米国を主戦場とする吉田優利(24)=エプソン=が8バーディー、ボギーなしの64をマークして通算12アンダーで単独首位に立った。2位は8打差で大里桃子と19歳の菅楓華。渋野日向子は通算2アンダーで6位に後退した。前日首位の青木瀬令奈は77と崩れ、イーブンパーで15位に下がった。
主戦場の米国からスポット参戦した吉田優が、1人だけ別次元のゴルフで2位に8打の大差をつけた。グリーンでも外からでも面白いようにボールがカップに吸い込まれ「集中できた。攻略が難しいコースなので常に思考を途切れさせないようにした」と話し、ツアー自己最少に並ぶ64を出した。
1番はグリーン手前から8メートルのパットを決めてスコアを伸ばした。3番からはチップインや12メートルの長いパットを沈めて4連続、13番からもチップインを含む3連続のバーディーで後続を引き離した。
昨年は米ツアーに本格参戦して5位が最高、16戦で予選落ち9度と苦戦した。今大会は昨年プロテストに合格した妹の鈴も出場して33位にいる。妹の前で約2年ぶりの優勝を狙うが「一番いいプレーをしたい」と結果より中身にこだわっているようだ。