小林光希「ショットの調子が良い」2位浮上 2週連続V戦線 初V今度こそ!ツアー参戦3年目
「女子ゴルフ・ヤマハ・レディース葛城・第2日」(4日、葛城GC=パー72)
首位と3打差の16位から出た小林光希(22)=三徳商事=が6バーディー、1ボギーでベストスコアタイの67をマークし、通算7アンダーとして首位と1打差の2位に浮上した。新品のクラブで正確なショットを連発。間近に迫った23歳の誕生日までにプロ初勝利を挙げたい。ツアー通算6勝の藤田さいき(39)=JBS=が2日連続の68で回り、通算8アンダーで首位に立った。
前週に続き、小林光が優勝争いに加わってきた。10番からスタートした前半で2つ伸ばすと、後半も5番から3連続バーディー。いずれもピンから80センチ前後につける正確なショットで首位まで1打差に迫った。高い確率でフェアウエーを捉え、16ホールでパーオンに成功。「先週からショットの調子が良くなってきた」と手応えを口にした。
ショット力が向上した要因はクラブを替えたこと。アイアンは先週から、ドライバーは今週から同じ型の新品を使い始めた途端、狙い通りに打てるようになったという。「飛ばなくなってきてたので、替えたら良くなった。打感も“顔”も」と性能だけではなく、見た目にもリニューアル効果が出たようだ。
前週は第1、2日で首位も、首位タイで迎えた初の最終日最終組はバーディーとボギーが5つずつと伸ばせず4位に終わった。「先週もそうだったが、もったいないボギーがたくさん出ている。そういうところを、もっと我慢できれば」
本格的にツアー参戦してから2年目の昨季、初のシード権を獲得した。「去年はコースを知れたので今年が勝負」と初優勝を目標に据える。「まだ2日間ある。アンダーパーを目指し、結果的に優勝を目指していけたらいい」と意気込んだ。15日が23歳の誕生日。先週の悔しさをばねに、今週は自身で前祝いだ。
◇小林 光希(こばやし・みつき)2002年4月15日生まれ、22歳。岡山県津山市出身。母の勧めで小5からゴルフを始める。ルネサンス大阪高出身。22年にプロテスト合格。家族は両親、兄、姉。161センチ。血液型O。