渋野日向子 来季出場権ギリギリ獲得!24位通過で涙腺崩壊「最後まで諦めずにできた」

 「米女子ゴルフ・最終予選会・最終日」(8日、マグノリアグローブ=パー71、72)

 最終ラウンドの未消化分が行われ、渋野日向子(27)=サントリー、桜井心那、西村優菜の3人が24位タイまでの来季出場資格を手にした。伊藤二花は67位で届かなかった。渋野は最終ラウンドをイーブンパーとし、西村とともに通算5アンダーの24位。桜井は8アンダーの10位で通過した。当初90ホールを予定していた予選会は悪天候による順延などの影響で72ホールに短縮された。来シーズンは過去最多だった今季の13人を上回る15人の日本選手がツアーに参戦する。

 苦しみを乗り越え、渋野は切符を手にした。ラウンド直後は平静を装っていたが、後の組で通過を決めた西村が泣いて歓喜する姿を見ると涙腺が崩壊。通過ラインぎりぎりで来季の出場資格を勝ち取り「やっぱり米国で戦いたかったから。最後まで諦めずにできた」と喜びをかみしめた。

 前日に11ホールを消化し、最終日は3番から残り7ホールに臨んだ。パーセーブを続けて迎えたパー5の6番。打ち上げでバンカー越えの3打目を約3メートルに寄せた。パットも沈めてバーディーを奪い「あそこで取るしかないと思っていた。いい3打目も打てたし、入ってくれて良かった」とはにかんだ。

 期間中の宿舎では食事もあまり喉を通らなかったという。「久々だった」と認めるほどの緊張感だったが「自分の弱いところに負けたくない思いが強かった」と精神力を誇った。

 今季は不本意な成績の連続で、10位以内が全米女子オープン選手権7位の1度だけ。「落ちるところまで落ちた。どんどんはい上がっていく」。涙をふいて、来季の復活を誓った。

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