寺尾聰 親子二代でスターの手型に「追っかけても追っかけてもなかなか近くに寄れなかった父親が…」父は昭和の名優
第41回浅草芸能大賞の授賞式と令和6年度「スターの手型」顕彰式が15日、東京・浅草公会堂で開催され、浅草芸能大賞は大賞を落語家の五街道雲助(77)、奨励賞を講談師の神田伯山(41)、新人賞を歌舞伎俳優の市川團子(21)が受賞した。スターの手型には俳優の市村正親(76)、雲助、俳優・映画監督の竹中直人(68)、俳優・歌手の寺尾聰(77)、歌舞伎俳優の中村東蔵(87)が選ばれ、市村は舞台出演中のため欠席した。
大ヒット曲「ルビーの指輪」で知られる歌手で、俳優としてもブルーリボン賞主演男優賞や日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得している寺尾は「俳優の中には、いろんなことを目指して俳優をやっている人がいます。演技を追求しようと思って俳優をやっている人もいれば、スターを目指している人もいます。どっちも決して悪くないです。けれども私は一度もスターを目指したつもりはなくて、ただ自分がやりたいことを長年続けてきたその結果、こういう大変すてきなものをいただけることとなりました」と、俳優に重心を置いた受賞スピーチ。
新劇を代表する名優で映画やテレビドラマでも活躍した故宇野重吉さんも1979年度に手型が設置されている。親子二代での顕彰に、寺尾は「実を言うと、私の死んだ父親、宇野重吉も手型を残しています。追っかけても追っかけてもなかなか近くに寄れなかった父親が、もう他界していないので、ここで初めて近所で手型を受けることになって大変喜んでいます。本当にありがとうございました」と、感慨を込めて語った。
人間国宝の東蔵は「私を歌舞伎の俳優に育ててくださった、亡くなりました養父、中村歌右衛門の、育ててくれたおかげだと感謝しております次第です」、伯山は「これは神田松鯉の元に弟子に行って、全て師匠のおかげだなと思っております。読み物も9割以上は師匠から教えていただいたものでございます。われわれの世界に『師匠選びも芸のうち』という言葉がございます。神田松鯉を師匠に選んだのは芸があったなと思っております。松鯉の弟子の名に恥じないよう精進を重ねたいと思っておりますが、時々不祥事を起こすかもしれません」と、それぞれ師匠への深い感謝の思いを口にした。
2つの栄誉を手にした雲助は「小さい時分から浅草はなじんでおります。まだ雷門がない時分です。雷門の大通りの正面には仁丹塔が立っていた…」と幼少時からの思い出を語り、「噺家になりましても、浅草演芸ホールがございます。大変なじみのある土地柄の浅草から顕彰していただくとは、これほどうれしいことはありません」と、浅草から贈られた栄誉を喜んでいた。
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