日本維新の会の松野明美議員が２８日、参議院予算委員会の質疑に登場。松野節をとどろかせ、ネットで「松野明美」がトレンド入りした。

　松野議員は質問冒頭から、石破茂総理へ「大臣、覚えてらっしゃいますか…」と言ってしまい、すぐに手を合わせて謝罪ポーズ。そして「すいません、総理」と言い直した。

　そして１月２４日の演説で石破総理が「楽しい日本を目指す」と言ったことに触れ「私もワクワクドキドキ、できればいつの間にかスキップで走って行けるような日本になるんではないかと思っておりますが」とやや早口な松野節をとどろかせた。

　松野議員は「悩みが増えた」といい「病気が心配。医療費払えるかなと」「老後が心配」「治安が悪くなったのではないか」と言い「私、陸上選手で３０カ国ぐらい外国に行った。１人で走りに行くなと言われた。ただ日本は夜中、私は今でも４時に起きて走っているが、３０キロじゃありません、２０キロしか走ってませんが、１人で走っていたがドキッととすることがある」と体験談を披露。「私、まあまあ早いですから、バーッと走るが」というと、質問席の議員からは笑いが起こった。

　さらに松野議員は少子化の話から自分の出産体験に触れ「出産しましたが難産で。痛みが鼻からスイカ出すぐらいの痛みですよと聞いたことがあったが、鼻からスイカを出す方が楽だった。それぐらいの苦しさだった」とも語った。その後は石破総理の地元・鳥取でゲストランナーで走った思い出を語り、再び国会は爆笑に包まれた。

　この松野議員の質問はネットでも即話題に。「松野明美はここでも松野明美なんだな」「松野明美は維新の看板背負って一体何を訊いているの」「松野明美って何を言いたいのか？」などという厳しい声や「笑ってはいけない国会答弁みたいになっている」という声、「相変わらず落ち着きのない喋りやけど、後ろのみんなは松野に注目して話を聞いているという面白い現象は起きる」「正面切って煽る質問だけが、質問ではなかろう。松野明美さんは内容はともわれ、良い見本だ。彼女のような質問には、答弁側がぼろっと本音と素を出す」など、さまざまな反応が挙がっていた。