９人組アイドルグループ・私立恵比寿中学の小林歌穂（２４）が３０日、公式サイトで、６月２８日のライブをもって卒業することを発表した。小林はブログも更新。卒業と同時に「芸能活動も終了いたします」と引退することも報告した。

　小林は１４年に中山莉子とともに転入（加入）。当時１３歳、１１人組となったグループの最年少だった。愛称は「ぽーちゃん」。出席番号１１番。メンバーカラーは黄色。現在は得意のほのぼのイラストで個展を開き、ＳＮＳの絵専用アカウントを持つなど「画家」としても活躍している。

　以下、ブログ全文。

「大好きな皆様へ

　いつも温かいたくさんの応援をありがとうございます。

　小林歌穂は２０２５年６月２８日をもって私立恵比寿中学を卒業、芸能活動も終了いたします。

　突然の発表でびっくりさせてごめんなさい。

　卒業は数年前から決めていました。

　２０１４年１月４日に私立恵比寿中学に転入してから１１年間活動してきました。

　私の中で私立恵比寿中学というのは楽園なんです。

　時間という概念が無くて、もちろん大変な事や辛いことも乗り越えるために試練はあったけど、それ以上に楽しい。幸せ。ずっとここに居たい。守りたい。と思う場所。

　でも時間はとっくに進んでいて私の止まっていた時間がものすごいスピードで動き出して、形を変えながら進んでいくえびちゅうに感じた色んな気持ちと沢山向き合いました。

　いつまでも大事にしていたかった気持ちや想い出がどんどん塗り替えられていくことが苦しくて寂しくて。

　けど同時に変わっていく様子に愛情が芽生えて、溢れて、変わっていくことで守れるものがある事も学びました。

　私はもともと芸能界やアイドルに興味はありませんでした。そんな１２歳の私が事務所に入って今に至るまで活動して自分にできた軸は「アイドルになりたい」ではなく「私立恵比寿中学をやりたい」ということ。（えびちゅうはアイドルなので概念です）

　私立恵比寿中学が大好きです！

　えびちゅうの歌を歌うこと、踊ること、表現して届ける事が大好きです！１３歳からここまで楽しく全力で走ってきました。

　でも、みなさん一人一人の人生があるように私も自分だけの軸で未来を考えてもいいんじゃないかな。外の世界に出てみよう。と決断しました。

　私立恵比寿中学には充分すぎるくらい良い夢を見させてもらいました。色んな経験をしたこと、大切な仲間と大切な皆さんと出会えたこと、私を見つけてくれて応援してくれていること愛で溢れているもの全て私の大切な宝物です。

　いつ皆さんに伝えるかすごく悩みました。もっと早く言うべきなのはわかっていました。

　でも、ＳＳＡはしっかりと９人でのライブを楽しんでもらいたかったし、みなさんとの約束と感謝を純粋な気持ちで届けたかった。

　なのでこのタイミングでの発表になってしまいました。

　ごめんね。

　卒業まで約３ヶ月という限られた短い時間。魔法が解けるまで私立恵比寿中学の小林歌穂としてメンバー、スタッフさん、ファミリーさんと青春を謳歌したいです！

　最後まで精一杯頑張りますので暖かく見守って頂けたら幸いです。

　引き続き私立恵比寿中学の応援よろしくお願いいたします。

　２０２５．３．３０　小林歌穂」