【地方競馬】シェダルが摂津盃制覇 本領発揮で重賞初V

 重賞初制覇を果たしたシェダル(右)=撮影・中山伸治
 重賞初制覇を果たしたシェダルと関係者(撮影・中山伸治)
 重賞初制覇を果たしたシェダルと関係者(撮影・中山伸治)
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 「摂津盃」(12日、園田)

 開催3日目の11Rで行われ、シェダルが重賞初制覇を果たした。単勝1・4倍の圧倒的な1番人気は、2周目の向正面で4番手からスパートして力でねじ伏せた。2着は逃げた4番人気のテーオーエナジー、3着には後方から追い込んだ5番人気のフーズサイドが入った。

 兵庫最強レベルのシェダルが、ようやく重賞タイトルを手にした。JRAから転入して8戦目。「1個ぐらいは獲っとかないとね。(直線で2着馬と)並んだところで勝てると思った。そこでやめる馬ではない」と長南和師。愛馬への信頼が揺るぐことはない。

 レースは予想以上の苦戦。初めての斤量58・5キロは重かった。「斤量の重さは強さの証。仕方ない」と吉村智。好スタートのテーオーエナジーが逃げてシェダルは4番手。2周目の向正面からスパートしたが、加速が遅い。「まずいと思ったが、馬の力でねじ伏せた。一つ勝てばポンポンといくでしょう」と鞍上は相棒のさらなる成長を確信する。

 次走は姫山菊花賞(9月29日)を予定。現役兵庫最強馬ジンギも参戦する方向だ。兵庫大賞典(5月5日)でシェダルは首差の2着に甘んじた。「いずれ対戦することになるが、面白いレースができれば。惨敗しないように」と指揮官。控えめな態度は、打倒ジンギへの自信を隠す煙幕だ。

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