阪神・ドラ1伊原 山本昌氏から長寿の秘訣 49歳白星伝説左腕と初対面!下半身強化の勧め「走らないといけない」

 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座)

 阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が、NPB最年長勝利記録を持つ山本昌氏(59)から金言を授かった。初対面のレジェンドとブルペン投球後にあいさつ。そこで貴重な言葉をもらった。

 「本当にケガだけはしないように。腕自体はしっかり振れている。コースのライン出しもできるから、そこを生かして」

 強くうなずき、35歳年上の大先輩の言葉を胸にしまった。見守られてのブルペン投球ではスライダーを交えて40球。ドラ1左腕は前回の反省を踏まえ、下半身を使っての投球を心がけた。「ボールの強さも前回に比べれば、きょうの方が良かった」。この下半身が長寿の秘訣(ひけつ)だ。

 山本昌氏は現役時代、49歳になっても白星を挙げた。50歳でも現役を続けた生きる伝説。伊原には「足を悪くすると投手は厳しい」と下半身強化を勧めた。肉離れや捻挫は癖になり、古傷として染みついてしまう。息の長い選手を目標に掲げる背番号18にとっては、これ以上ない助言となった。

 今キャンプでもすでに下半身強化は取り組んでいる。「走らないといけないというのは自分自身でもわかっている」。毎日のランニングにウエートトレーニング。小柄ではあるが、太ももやふくらはぎの筋肉はデカい。「そこは大事」と改めて気づかされた。

 山本昌氏は「社会人の左投手では一番評価していた」と絶賛する。開幕1軍入りも「いけるんじゃないですか」と即答した。この期待に応えるのも伊原次第。「まだまだ足りない部分もいっぱいある」。沖縄で鍛錬を積み、球界のレジェンドに一歩ずつ近づく。

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