広島・林2戦連発 初の開幕1軍へ猛アピール! 新井監督も絶賛「筒香に見えたよ」
「オープン戦、広島3-0ロッテ」(14日、マツダスタジアム)
広島・林晃汰内野手(24)がオープン戦2試合連続本塁打を放ち、存在感を際立たせた。途中出場で六回に右中間へソロ。左越え2ランを放った12日のDeNAとのオープン戦(横浜)に続くアピールとなった。オフは2年連続でDeNA・筒香に弟子入りし、新井貴浩監督(48)は「筒香に見えたよ」と高評価。プロ7年目で初の開幕1軍入りへ、まい進する。
大きなフォロースルーを決めた林の打球は、弧を描いてグングン伸びていった。一流スラッガーをほうふつさせる豪快弾に、スタンドからは感嘆の声が漏れた。開幕1軍争いが佳境を迎えた中での2試合連発。首脳陣に強烈なインパクトを残し「真っすぐが速い投手から打てたので良かった」と笑顔で振り返った。
六回の守備から出場すると、その裏の打席で魅せた。「まずは、真っすぐに負けないようにと思って入った」。1死でボスの外寄り148キロを振り抜き、白球は右中間席に着弾。「行かないかなと思ったけど、伸びてくれた」と汗を拭った。
12日のDeNAとのオープン戦では、先発出場で左越えに2ラン。13日の全体練習を挟んでこの試合に臨んでいた。「この前のホームランの打席が良かった。1日空いて、その流れをこの試合に持って行けるかを意識していた」と、つかんだ好感触を継続させた一撃にもなった。
オフは2年連続でDeNA・筒香に弟子入り。今回は昨年12月から1月下旬まで、和歌山県と沖縄県を拠点に師事した。それも踏まえ、新井監督は「いいモノを見せてくれている。筒香に見えたよ」と、林の師匠になぞらえて賛辞を贈った。
打撃開眼の要因は、継続してきた取り組みにある。昨秋から「自分が大事にしなければいけない部分は変えていない。軌道、ボールの見え方、捉え方。全部がつながっているので、それをしっかりつなげていけるようにと思っています」とチェック項目を掲げている。
元々は始動する際に右肩が下がる癖があった。昨秋キャンプではその修正に励み、良化を実感。来た球に対して体を回す感覚と、体の左半身を意識しながら平行に両肩を回す動きを基本にして習熟度を高めてきた。
「秋からやってきたということが、自分の中では大きかったかなと。継続できているということが、こういう結果につながっているのかなと思います」。幹の部分を変えずに貫いた積み重ねが、好転している。
指揮官は今3連戦で開幕1軍メンバーを最終選定する方針を明言。林はプロに入って1軍で開幕戦を迎えた経験がない。「開幕1軍に入れるように頑張っていきたい」。和製大砲候補が覚醒の時を迎えようとしている。
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