侍ジャパンに紫綬褒章 次世代へ野球熱「つなぐ」栗山監督「おめでとうございます」
政府は2023年春の褒章受章者を28日付で発表した。野球の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を達成した日本代表チームが、スポーツや芸術、学問で功績を残した人が対象の紫綬褒章を受章。06、09年に連覇した代表に続き、14年ぶり3度目となった。
日本代表を率いた栗山英樹監督(61)は「本当におめとうございます。スタッフの皆さん、選手たち、命を削るような思いで全てを懸けて戦った。そんな思いが国民の皆さんに伝わったと思います」と感謝。その上で「これをどう続けていくかはすごく重要。僕も微力ながらできる限りのことはしていきたい」と未来に目を向けた。
栗山監督はダルビッシュ、吉田、大谷らMLB所属選手の招集にも尽力。「スポーツは国籍を超える。野球にはできることがある」と、日本国籍を持たないヌートバーも選出した。結果的に激戦を制し、世界一を奪還。国民的な盛り上がりを見せ、野球ファン層の拡大にもつながった。
テーマは「つなぐ」。日本野球の伝統を継承し、今ある熱を冷まさないことだ。「明らかに子どもたちの反応が違う。野球チームの見学も増えている」と実感。第2の大谷、ダルビッシュの育成が、野球大国・日本の力になる。「責任感がある。感謝しながらつなげていけるように」と栗山監督。まだ夢の途中だ。
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