通信販売事業や芸能事務所として知られる「夢グループ」の石田重廣社長と、歌手の保科有里が１４日、都内で会見を開催し、大阪・関西万博のＰＲ動画を発表した。

　同社は石破茂総理からの相談を受け、経済産業省監修の下、おなじみの通販ＣＭ風の万博ＰＲ動画を制作。約２０日前に依頼を受け、撮影編集込みで３時間以内で完成に至ったという石田社長は「完璧に作ろうと思ってませんから」と冗談交じりに語った。

　仕上がりについては経産省からの反応も上々の様子で、制作費用も０円だったというために「本当にありがたい。夢のような話」だと絶賛されたと説明。一方で石破総理から編集を依頼された部分が１カ所あったとし「『チケットが売れてません、助けてください！』って書いたら、『これは辞めてくれ』と。そこだけは直されました」と苦笑いで明かした。

　また石田社長は万博内でコンサートを開きたいと願望も口に。自ら経産省にも打診したとし「（反応は）ＮＯじゃなかった。『考えとく』よと。僕にとって『考えとくよ』というのはＹＥＳなんです」とポジティブに反応。続けて「世界のアーチストと共演したら見たいですよね」と報道陣へ呼びかけた石田社長から「そうじゃないの？」と共感を求められた保科は「分かりません。そういう時間もあってもありがたいと思うけど、とにかく早く行きたいです」と困惑の様子だった。