「まさかの最下位」7年前は阪神にとって分岐点だった カナダ出身阪神ファンの筆者が振り返る変化

 コラムをスタートした頃の筆者(左)。友人と甲子園球場で記念撮影
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 皆さんは7年前の自分自身を覚えていますか?人生のどんなステージを歩んでいたか、どんな境遇だったのか。多かれ少なかれ、現在との違いはあったはず。カナダ出身の阪神ファンである筆者は、ちょうど7年前にこのコラム連載をスタート。振り返ると阪神タイガースにも自分自身にも様々な変化がありました。

 阪神はある意味、7年前が分岐点でした。17年ぶりの最下位となり、以降はBクラスすら皆無。とはいえ順風満帆でもない。優勝は1度きり、監督の交代は3度。それでもドラフト重視のチーム構成によって、常勝軍団になりつつある。これからも当分は優勝争いに食い込むでしょう。

 筆者は7年前ではなく11年前に阪神ファンとなり、英語のブログを立ち上げた。するとファン歴4年目に日本の新聞に取り上げられて、それから半年後に当コラムをスタート。最初は6カ月の予定だったけど、運よく今日まで続けられた。「外国人から見た阪神タイガース」というテーマだけに話題は無限にありそう。だけど正直なところ、回数を重ねるにつれてトピックを見つけるのが困難になってきた。

 実をいうと当コラムの最後にある『英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中』はここ9カ月間、嘘になっている。ウェブサイトもSNSも昨年6月から活動休止中。世界に向けてインターネット上で「阪神愛」を配信してきたことは誇りに思っているけど、もっと直接的な人とのつながりに力を入れたくなった。

 最近は「亀山努の虎小屋」というトークショーでMCを務めさせてもらったり、ランディ・バースさんの来日時に通訳を務めたりした。ウェブサイト、SNS以外の方法で楽しく阪神ファンと交流することができています。

 SNSを辞めての変化と言えば、受け取る情報量が激減したこと。「阪神の全てを知り尽くしたい人」から「ほどほどにフォローしてる人」になった。以前は必ず片手にスマホで試合観戦、一球ごとに呟いたり一喜一憂するスタイルだった。昨年途中にこのスタイルを捨てて、じっくり一球一球を見て、野球の「間」を楽しむようになった。とても新鮮だ。

 これもSNS休止の影響かもしれないけど、自分のネットワークは広がっていない。そのせいか最近のコラムのトピックは阪神タイガースから離れ、より一般的なことになりつつある。具体的には「外国人から見た日本プロ野球」や「外国語教育者から見た日本プロ野球」など。筆者の興味は、阪神の試合結果、順位、優勝争いから「プロ野球の通訳者」の活動に移ってきた。

 筆者の本職は大学の英語講師。関連して「スポーツ通訳」を研究分野にできるので、今後は趣味と専門を融合していこうと考えている。7年前は阪神一色だったけど、今はもっと比較的幅広い分野に進みたい。

 そこで、当コラムの更新頻度を低くして、違う形での社会への貢献方法を探すことにしました。この7年間、たくさんの楽しい取材ができたこと、読者の方に声をかけてもらったこと、すべての出会いに感謝しています。いつになるか分かりませんが、またお目にかかれる日を楽しみにしています。

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」で阪神情報を配信中。

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