俳優の阿部サダヲ（５４）が主演し、昨年１月から放送されたＴＢＳ系ドラマ「不適切にもほどがある！」が、来春に「スペシャルドラマ『不適切にもほどがある！』（仮）」として復活することが１６日、分かった。

　話題を席巻した「ふてほど」が戻ってくる。“昭和のおじさん”小川市郎を再び演じることとなった阿部は「また集まれるんですね！嬉しい！」と、率直に喜びを口にした。

　同作は宮藤官九郎氏（５４）が脚本を手がけ、ひょんなことから昭和から令和へタイムスリップした阿部演じる市郎が、コンプライアンス度外視の“不適切”な発言をさく裂させるオリジナルストーリー。コンプラに厳格な現代に問題提起し、「ふてほど」が昨年の新語・流行語大賞の大賞に選ばれ話題となった。

　阿部の他にも仲里依紗、磯村勇斗、吉田羊、河合優実らも引き続き出演。脚本を手がける宮藤氏は「内容も放送日も、なにも明かせないのにリリースが出るという、まるで大ヒットドラマみたいな扱いに少々戸惑っています。内容的にもスケールも、大して変わらないままお届けします」と、コメントした。

　スペシャルドラマでは連ドラ最終回のその後が描かれ、市郎の教え子・井上教授が発見したタイムトンネルで、好きな時代にタイムスリップできるようになるという。

　現在撮影中だといい、阿部は「…いやぁ、やっぱり宮藤さん、流石です！一回読んだだけではよくわかんない（笑）。面白い！」と脚本を絶賛。意識低い系タイムスリップコメディーの復活へ「走って、歌って、踊って、ノックして、いろんな小川市郎の顔をお見せできるように頑張ります！」と、力を込めた。