大谷翔平 新ヘアスタイルも無安打 前代未聞!移動トラブル疲れ?8時間機内缶詰め 連勝3でストップ

 「ドジャース1-4ロッキーズ」(5月31日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は5月31日(日本時間6月1日)のロッキーズ戦で3打数無安打1四球。2戦ぶり、直近13試合で6度目のノーヒットでチームの連勝も3で止まった。前カード後の飛行機移動では雷雨や機体トラブルなどで約8時間、機内に缶詰めになっていたことも判明。ベッツ、フリーマンも精彩を欠き、デーブ・ロバーツ監督の52歳の誕生日を勝利で飾れなかった。

 七回を終わって散発3安打、無得点。伸びた髪を切った新ヘアスタイルで試合に臨んだ大谷は八回2死三塁から四球を選んでつないだが、この日は前後を打つベッツとフリーマンが4打数無安打と封じられ、なすすべなし。ド軍が誇る“ビッグスリー”がフル出場した試合で初めてノーヒットに終わり、チームの連勝も止まった。

 試合後に明らかになったのは前代未聞の移動トラブルだ。前カード、5月27~29日に敵地ニューヨークで行われたメッツ3連戦。最終戦を終え、ロサンゼルスに戻るチャーター機に乗り込んだところまではよかったが、関係者によると、雷雨と機体トラブル、さらにはパイロットの手配に手間取るなどして約8時間、機内で缶詰め状態を強いられたという。

 約4000キロの大陸横断。目的地に到着したのは日付が変わった30日午前7時半。関係者が「こんな経験は初めて」と話すほどの苦難の連続。幸い、30日は試合がなかったが、生活のリズムが大きく崩れたことは間違いない。

 連勝が止まった試合後の会見。ロバーツ監督は「滑走路で問題が起こったことで出発がかなり遅れた。(昨日は)短い休養になってしまったが、それを言い訳にはできない」ときっぱり。しかし、三回の守備で中堅・パヘスが後逸して失点するなど、集中力を欠くプレーがあったのも事実だ。

 162試合の長丁場。大谷が仲間たちとともに不測の事態を乗り越え、強くなっていく。

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