成猫になっても「今日がいちばんかわいい!」台風翌日の駐車場で出会った子猫→頭スリスリ…甘えん坊に
元保護猫の男の子「こてつ」くんと「こむぎ」くんは、生後1カ月ほどのときにX(ツイッター)ユーザー・こころのねこさん(@neko_of_kokoro)に保護されました。
出会いは、ある台風の翌日のこと。駐車場の中から子猫の鳴き声が聞こえ、声のする方をのぞいてみると、そこには2匹の子猫がいました。
必死に母猫を呼んで鳴き続ける小さな命。気になって4時間後に再度確認したところ、まだ同じ場所で鳴いており、母猫が戻った形跡は見当たりませんでした。「このままでは危ない」と判断した飼い主さんは、その場で子猫たちを保護。すぐに動物病院に連れていきました。
その後、ふたりはそれぞれの家族のもとへ。こてつくんは飼い主さんの家で、もう1匹の兄弟猫・こむぎくんは飼い主さんのお母さんに迎えられ、実家で大切に育てられることになりました。あの日、強い縁に導かれるようにして出会った命は、家族にとってかけがえのない存在となったのです。
■甘えん坊で家族思いなこてつくん
初めて猫と暮らすことになった飼い主さんは、猫に関する知識を集めることから始めました。情報収集の一環としてSNSを始めたのも、このときだったといいます。
「こてつはとにかく甘えん坊なんです。キッチンで家事をしていると、足元の床にちょこんと座って見上げてきたり、寝るときは必ず枕元に来たり。お風呂に入っているときも浴槽のふちに現れて、じっと見守ってくれるんですよ。まるでワンちゃんのような猫です」
そんなこてつくんは、成長しても甘えん坊な性格が変わることはありませんでした。生後1カ月で保護されてから5年が経った今でも、その愛らしさは日々増すばかりだといいます。
「子猫がかわいいのは当たり前ですが、成猫になっても『今日がいちばんかわいい!』と感じるのは本当にすごいことです」
ただ、その愛らしさが家事の進行を遅らせることもしばしば……。
「猫を迎えると作業効率は1.2倍悪くなりますが、心の満たされ方はプラス2倍です。結果的にプラスなんです」
こてつくんがいることで、日常の何気ない瞬間も特別なものへと変わっていったのです。
■これからも幸せな日々を一緒に…家族として歩む未来
こてつくんと過ごす日々は、飼い主さんにとって「感謝」の連続だといいます。
「文章を書いている今も、頭をスリスリしてきて……そのたびに幸せを感じます」
そんなこてつくんは、もうすぐ“お兄ちゃん”になる予定です。
「もうすぐ子どもが生まれるので、こてつがお兄ちゃんとして赤ちゃんをかわいがってくれたらいいなと思います。そして、これからもずっと幸せでいてほしいです」
家族として迎えたあの日から5年。小さな命は、今や家族の中心としてたくさんの笑顔をもたらしてくれています。これからも、こてつくんは温かい愛情とともに幸せな猫生を歩むことでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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