「中学受験どうだった?」第一志望に落ちた息子の母を揺さぶった“ママ友メッセージ” 「あの子は合格したって!」の一言が胸に刺さる

今年の中学受験シーズンが終わりました。悲喜こもごも、どんな結果だったとしても、子どもたちは「受験」から解放され、制服を注文したり、入学後の学校イベントに胸を膨らませたり、新生活に向けて前に進んでいます。一方で、保護者の中にはどこか心に残るもやもやを抱えたままの人もいます。

東京都在住・Mさん(40代)の息子さんは中学受験を終えました。3年間の通塾生活を親子二人三脚で乗り越えましたが、第一志望には届かず、第二志望の学校へ進学することになりました。息子さんはすでに気持ちを切り替え、中学校生活に向けて前向きな気持ちで過ごしています。しかし、Mさんの心には、3年間憧れ続けた学校に、模試の判定や偏差値も合格圏内だったにもかかわらず不合格となったことへの「納得しきれない思い」が残っていました。

そんな気持ちが揺れ動く中、受験後の落ち着きを乱すようなメッセージが届きました。

■受験後の平穏をかき乱す一本のメッセージ

「久しぶり!受験どうだった?」

送り主は、幼稚園時代に親しくしていたものの、小学校は別々で疎遠になっていたママ友・Wさんでした。ようやく気持ちが落ち着いてきたところに、この連絡で心がざわつきます。

「SくんのママがK中学の試験会場でMさんを見かけたみたいで! 息子さんK中学受けたよね? 気になって連絡しちゃった!」

思わず携帯を握りしめるMさん。試験会場での様子までこうして他人の話題になることに、複雑な気持ちになります。そして続いたメッセージが、さらに心を揺さぶりました。

「SくんはK中学に合格したって!」

それはMさんと息子さんが熱望していたのにご縁がなかった学校だったのです。

■ただの「世間話」?それともマウント?

「受験どうだった?」という言葉は、受験が終わったばかりの家庭にとってはとてもデリケートな話題です。Wさんの息子さんも中学受験をしていたはずですが、自分の結果を告げることなく、先に他人の結果を聞いてくることにも違和感を覚えます。ただの雑談なのか、それとも他人の合否情報を話のネタとして集めているだけなのでしょうか。

こちらが答えにくい結果であることを察しない人も多いのです。そして「AくんはK中学で、Mさんの息子さんとまた一緒の学校に行けると心強いって言っていたよ!」と、まるで合格前提のような言葉まで続けられ、追い打ちをかけられるような気持ちになります。

■受験が終わった後も続く「ランキング」

受験が終わった後も、「どこに受かった?」「どこを受けた?」と、まるでランキング発表のように話題にする人は一定数います。

Mさんは、今回の結果をきちんと受け止め、新たなスタートを切ろうとしています。しかし、単なる興味本位で結果を聞かれると、正直なところ対応に困ってしまいます。特に、わざわざ第一志望校の合格者情報を伝えてくるような人には、「それで、何なの?」と心の中で叫びたくなってしまいます。

Mさん自身、息子さんの受験前は、他人の受験結果を知りたいと思った時期もありました。でも今回の一件によって、今後は誰かの子どもが受験を終えたとき、「どこに受かったの?」と軽々しく聞かないようにしようと心に決めました。大切なのは結果ではなく、その子がどんなプロセスを経て努力してきたかであって、これからどんな成長を遂げるかなのだと考えています。

Mさんの息子さんはすでに、新しい学校生活で、部活やイベントを楽しみにしています。その姿を見て、「親の方こそ、前を向かなければ」と改めて思うのです。

   ◇   ◇

受験の際に他人から言われて傷ついた一言はありますか?

▼40代 東京都

第一志望の学校の不合格に落ち込んでいる当日に、「うちは第一志望だったB中学に受かったよ!お疲れさまランチ会しよう」と一方的に連絡をしてくる人がいました。翌日以降も試験は続くのに、数週間あけて連絡くれればいいものを、発表当日に連絡するなんて、どういう神経なのかと思いました。

▼30代 千葉県

受験前に「全部終わったら連絡するね」と伝えていたのに、「C中学どうだった?」と発表のタイミングに合わせて聞いてくるママ友。連絡してないんだから、落ちたと察して欲しいです。

▼40代 埼玉県

うちの息子が第一志望にしていたD中学を「うちの滑り止め校」と言い、「滑り止めだったD校も受かって、うちの第一志望校のE校も受かったからE校に行くことにしたよ」と連絡してくるママ友。うちは第一志望のD校には不合格だったのに、これはわざとなんでしょうか?

▼40代 神奈川県

息子が受かった中学名を言ったら「第一希望だったの?」と聞かれました。確かに息子が行く学校は、偏差値的に滑り止めに選ばれがちな学校ですし、確かに我が家にとっては第二希望でした。深い意味はなかったかもしれませんが、その聞かれ方になんだか落ち込みました。

(まいどなニュース特約・松波 穂乃圭)

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