水やり不要、日光もいらない!ズボラでも映える“枯れないグリーン”が、いまオフィスで大人気な理由

オフィスにグリーンって必要だと思いますか? 仕事に直接関係するものではないし、なくても困らないかもしれません。でも、パソコンや資料からふと顔を上げたとき、目に入る緑にホッとする瞬間ってありますよね。何より、緑が映えるおしゃれなオフィスなら、出社するのがちょっと楽しみになるかもしれません。

そんな気持ちに応えるように、オフィスにグリーンを取り入れる動きが広がっています。 最近では、移転やリニューアルのタイミングで観葉植物の導入を検討する企業も増えてきました。中でも注目されているのが、「人と自然のつながり」を意識した空間づくりです。

こうした考え方の背景には、「バイオフィリックデザイン」というデザイン手法があります。これは1984年、生物学者エドワード・O・ウィルソンが提唱した「バイオフィリア(人間が本能的に自然とのつながりを求める性質)」という概念に基づいたもので、今ではオフィスや商業施設などさまざまな場所に広がりを見せています。

たとえば昨年、原宿の交差点に開業した東急プラザ原宿「ハラカド」も、その一例。都市の中でも自然を感じられる空間設計として、話題になりました。

■超リアル!本物と見分けがつかない新世代フェイクグリーンとは?

とはいえ、グリーンの手入れは意外と大変です。オフィスとなれば、さらにハードルが上がります。

「普段のメンテナンスは誰がするの?」

「一部の人の負担が増えてしまう」

「日当たりやエアコンの位置を考えると意外と置く場所がない」

「せっかく購入しても枯らしてしまったらコストが…」

そんな声はどの会社でもよく聞かれます。中には「家のサボテンだって枯らすのに…」という声も(笑)。

そこで今、改めて注目されているのが、「フェイクグリーン(人工観葉植物)」です。

「作り物感があって安っぽい」「選べる種類が少ない」などといったイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それはもう昔の話。今のフェイクグリーンはよりリアルに進化していて、葉や茎の質感、色味まで本物そっくり。一目見ただけでは見分けがつかないほどのクオリティになっています。

葉っぱ1枚1枚の微妙な育ち具合や、枝の細さ、色の違いまで再現され、まるで息をしているかのような存在感なのです。

こうした高品質な製品は、従来のフェイクグリーンと区別して「アーティフィシャルグリーン」とも呼ばれることもあります。

オフィスのメンテナンスにあまり手間はかけられないけれど、空間デザインにこだわり、自社らしいオフィスにしたい。そんな企業に選ばれているのが、今どきのフェイクグリーンなのです。

■プライベート空間でも使えるフェイクグリーン

フェイクグリーンはオフィスだけでなく、自宅などのプライベート空間にも癒しと彩りをもたらします。人気の理由とあわせて、取り入れるコツをご紹介します。

1)置く場所を選ばない

グリーンに欠かせない「日当たり」も、大敵である「エアコンの風」も、フェイクグリーンなら気にせず好きな場所に置けます。

空間のあちこちにパラパラと配置するのではなく、ボリュームある配置を意識すると、グッとおしゃれな印象に。置き場所に迷うなら、まずは玄関などのエントランスがおすすめです。来客に好印象を与えるほか、自分にとっても帰宅時の癒しスイッチになってくれるはずです。

2)形も大きさも自由自在!

フェイクグリーンの人気上昇にともない、選べる種類も一気に増えています。サンスベリアやオリーヴなど、おしゃれだけど本物だと手入れが難しい植物も、フェイクなら天候や季節に左右されず楽しめます。中には葉っぱや枝、幹が細かいパーツに分かれていて、置く場所の広さなどに合わせて、サイズやカタチを自由自在に調整できるものも。これもフェイクグリーンだから成せる技です。

3)手入れ不要!どんなズボラさんも安心です。

水やりも霧吹きも日光浴も不要!気軽に天井から吊るしたり、壁にかけたりできます。壁に飾る時は、数種類をミックスするとこなれた印象に。ベースには苔マット(もちろんこれもフェイク)を使うと、よりリアルな一体感が生まれます。

■グリーンな癒し時間をマイデスクから

最近は、空気清浄機能やスマート機能を搭載したものや、ペットボトルやプラスチックをリサイクルした素材を使用し作られたエコなタイプも人気です。企業だけでなく、個人の環境意識も問われる今、こうした選択肢があるのは嬉しいですね。

これまで「フェイクグリーンはちょっと…」と敬遠していた人も、今ならオフィスや自宅をアップデートしてくれるお気に入りが見つかるはずです。

小ぶりな鉢植えタイプもたくさん出ているので、じぶん時間を癒すべく、まずは会社や自宅のマイデスクからグリーンライフを始めてみても良いかもしれません。

◆株式会社ヒトカラメディア ベンチャー・スタートアップから老舗企業のオフィス移転、デベロッパーや電鉄会社との不動産開発・ワークスペースの運営などを行っている会社です。”働く”という領域を中心に、いかにして世の中にオモシロい状況を増やせるかを考え、挑んでいます。 

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