阪神・森下 理想のスイング「できた」3安打2打点 3本全て中堅へ強い打球 メジャー対戦糧に開幕へ「詰めていきたい」
「オープン戦、ヤクルト5-5阪神」(18日、神宮球場)
虎の4番が大暴れや!阪神・森下翔太外野手(24)が2本の適時打を含む今年初の3安打を放った。右中間方向に強い打球を放ち、オフから取り組んできたインサイドアウトのスイングにも手応え。カブス、ドジャースとの試合を通して得た手応えも明かし、シーズンへ向け、糧としていくと誓った。
神宮で何度も奏でた快音に、森下はうなずいた。オフからの取り組みがようやく形となってきた。新4番として迎える今シーズンへ準備は順調だ。
「初球から自分の理想とするスイングができました」
そう語ったのが2点を追う三回2死一塁の場面。奥川の初球・直球を振り抜き、右中間への適時二塁打とした。「打率3割、30本塁打、100打点」の目標を掲げ、オフから中堅方向への強い打球を意識。そのために徹底してきたのがインサイドアウトのスイングだ。「インサイドアウトじゃなかったら右中間には飛びづらいと思うので、やってきたことはある程度は出ているかな」と、この一打に成果を実感した。
二回先頭では奥川の直球を右前打に。3点を追う七回1死一、二塁では代わったばかりの金久保と対戦。初球の暴投で一、三塁となった2球目、スライダーを中前への適時打とした。3安打全てが、追い求めてきた中堅方向への強い打球。「レフトにもしっかり打っていきたい」と話した上で、「その打球の質ですね。そこを今までとはちょっと違う形で打てたかなと思います」と明らかな変化を感じた。
貴重な経験も糧となっている。「メジャーと試合をやってから、自分の中でも形ができてきたと思う」。15日にはカブス、16日にはドジャースとプレシーズンゲームを戦った。サイ・ヤング賞を2度受賞したドジャースの左腕・スネルからは二塁打を記録。メジャーのトッププレーヤーたちとの対戦で「形」となったのは、「タイミングとか姿勢の部分」と明かす。
その上で、「また試行錯誤しなきゃいけない部分もあるので、詰めていきたい」と気合。「あの貴重な経験をしっかり生かさないといけないなと思うので、まだ分からないですけど、自分の中で落とし込めたら」と今後への糧としていくと誓った。
今年初の3安打に2打点と躍動。キャンプでは腰部の張りで離脱することもあったが、「順調だと思います」と新4番は頼もしく言い切った。「シーズンが始まって、またピッチャーとかもいろいろ行く中であると思うので、試行錯誤や調整できる部分を見つけたい」。ここまで積み重ねてきたものを結集し、3・28を万全の状態で迎える。
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