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【南井克巳元調教師 豪腕の視点】アランカールの“さばく”競馬が見たかった G1は冒険することも必要

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 「阪神JF・G1」(14日、阪神)

 28年ぶりに重賞勝ち馬不在で行われた2歳女王決定戦。混戦を断ち切り仁川の坂を先頭で駆け上がったのは2番人気のスターアニスだった。距離延長をものともせず、圧巻の末脚を繰り出し、1分32秒6のレースレコードタイで完勝。桜舞う春へ弾みをつけた。2着に4番人気のギャラボーグ、3着に6番人気のタイセイボーグが入った。1番人気のアランカールは懸命に追い上げるも5着までだった。

  ◇  ◇

 重賞勝ち馬が不在。戦前はレベルを問われもしましたが、レコードタイの勝ち時計を含めて、非常にいいレースだったと思います。そのなかで、目に留まったのは大枠で2点です。

 まずは1番人気で5着に敗れたアランカール。体のない馬ですし、内でもまれるのが嫌だったのかもしれませんが、最初から後ろに下げて、その後に外に出して…。そんな大味な競馬で5着まで来ているのですから能力は間違いありませんが、今回は発馬を五分に出たのだし、やはり馬込みの中で勝負してほしかった。G1は甘くはないですし、冒険することも必要。たとえ負けたとしても次につながると思いますし、できれば“さばく”競馬が見たかったです。

 一方、勝ったスターアニスは距離が長いかなと思っていましたが、中団からいい脚を使いましたし、マイルに延びてもいい競馬をしましたね。3着のタイセイボーグが一番いい形で競馬をしていたように見えましたが、その直後につけて、松山君も冷静にうまく騎乗していました。

 2着のギャラボーグも力がありますね。勝った時は前に付けて、今回は一転して中団やや後方のインから追い上げる形で伸びてきました。能力を感じさせましたし、上位3頭は走破タイムも含めて評価できる内容だったと思います。

 牝馬は年々レベルが上がっていますし、来年の桜花賞戦線も期待できそう。それゆえ、ちょっとアランカールの競馬だけが残念でしたね。(元JRA調教師)

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