顔面マスクの広島・二俣が負傷後初の犠打 ド根性バント成功に「怖さはなかった」 新井監督「グーッと熱くなりながら見ていた。本当よく決めた」

 「広島8-7DeNA」(5日、マツダスタジアム)

 2日にバントを試みた際に顔面を負傷後もマスクをして強行出場を続ける広島・二俣が、負傷後初めての犠打を試みた。4点差を逆転されて迎えた九回無死一、二塁。内角に食い込んでくる150キロ直球をバットに当てて投前へ転がし送りバントを決めた。チームは矢野の二ゴロの間に同点に追いつき、延長十一回に代打・田村のサヨナラ勝ちで勝利した。

 試合後、二俣は「チャンスだったのでバント(のサイン)は出るだろうなと頭にあった」と振り返り、「(前の打者の)アツさん(会沢)が当たって間が空いたときにコーチから『バントあるから』と。二塁ランナーも(足の速い)羽月さんだったので『ピッチャー前に(勢いを)殺す感じでいいよ』と。怖さはなかった」と話した。内角を攻められた中でも「全然大丈夫です」と胸を張った。

 二俣は2日・ヤクルト戦で犠打を試みた際にファウルチップが顔面を直撃。負傷交代して病院に直行した。上下の前歯が計8本損傷し、中には歯髄から脱臼している歯もあった。欠けた部分を接着して整復し、ワイヤーで固定。口内の裂傷に対しては8針縫うほどの大けがだった。

 そんな中でも翌3日も顔を黒いマスクで覆って試合に強行出場。この日も「1番・中堅」でスタメン出場し九回に“ど根性バント”を披露した。

 新井監督も試合後「あれもね、こっちもグーッと熱くなりながら見ていた。本当よく決めた」と評価。「もちろん怖い、恐怖心があると思うし、ね。ちょっとね、(投球が)抜けるなよーって祈りながら。これ、正直ね。頼む、抜けるなって祈りながら見ていた。本当、親の気持ちみたいに。でも、よく決めたよ、ホント。素晴らしい。ちょっと、あの送りバント、熱くなったシーンでした」と恐怖心を克服して勝利に貢献した二俣をたたえた。

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