雨の夜、側溝で震えていた子猫「助けなくちゃ」→ぬいぐるみと大暴れするビビりでやんちゃな甘えん坊に
元保護猫の男の子「にゃん汰」くんは、X(ツイッター)ユーザー・保護猫 にゃん汰さん(@nyanta_0813)の家族として幸せな日々を送っています。保護されたときは、生後2カ月だったにゃん汰くん。雨の降る夜、偶然の出会いから新たな絆が生まれました。
■偶然の出会いと保護への決断
にゃん汰くんとの出会いは、2023年10月7日の夜でした。雨が降りしきる中、近所のスーパーの溝からかすかに聞こえる鳴き声。気になって覗き込むと、そこには小さく震える子猫の姿がありました。
「明日からも雨が続くし、助けなくちゃ」
そう思った飼い主さんは、猫用のおやつを持ち、YouTubeで子猫の鳴き声を流しながら、慎重に近づきました。しかし、警戒心が強く、なかなか出てきてくれません。長時間にわたる粘り強い説得の末、ようやく救出に成功しました。
「急いで家に連れて帰り、体を拭いてご飯を用意しました。その後、お風呂に入れてあげました」
そのときの飼い主さんの気持ちは、ただ「助けたい」一心でした。しかし、一生懸命ご飯を食べる姿を見ているうちに、「この子をお迎えしたい」という思いが自然と湧き上がってきたといいます。こうして、にゃん汰くんは新たな家族の一員となったのです。
■家での新しい生活とやんちゃな日々
にゃん汰くんは、粗相をすることもなく、すぐに家に馴染みました。ただし、そのやんちゃぶりには驚かされることばかり。
「『ダメ!』と言ったことは、必ずやります(笑)。網戸を破いたこともありますし、朝からいたずらをして遊び疲れ、そのまま寝てしまうこともあります」
お留守番中も、ぬいぐるみを落として暴れ回るなど、やんちゃさは健在。とはいえ、そんな無邪気な姿を見ると、つい許してしまうのだとか。
「少しは落ち着いてほしいなと思うこともあります。でも、やんちゃなのも愛おしくて仕方がないんです」
また、年末年始は飼い主さんが仕事のため、パパやじいじ、ばあばと一緒に過ごす機会が増えます。家族にたくさん甘えながら、にゃん汰くんも大忙し。どこへ行っても愛される存在であることが伝わってきます。
■ビビりだけど甘えん坊、愛されキャラのにゃん汰くん
普段はやんちゃなにゃん汰くんですが、意外にもビビりな一面も。
「インターホンが鳴ると、びくっとしてベッドの下へ直行します。しばらくしてから恐る恐る顔を出し、誰が来たのか確認する姿がとてもかわいいです」
初対面の人には慎重ですが、慣れてくると態度が一変。猫じゃらしをくわえてきて、「遊ぼう!」とアピールをするそうです。そのギャップがまた、にゃん汰くんの魅力のひとつになっています。
現在、にゃん汰くんは1歳6カ月になりました。やんちゃな性格はそのままですが、家族の中での存在感はますます大きくなっているようです。
「にゃん汰が家族になってから、毎日がにぎやかになりました。今では家族のアイドルで、その存在はなくてはならないものです」
ときには、やんちゃぶりにひやひやすることもありますが、それすらも愛おしく思えるほど、大切な存在になったにゃん汰くん。
「この子を一生幸せにしてあげたい」。その強い想いが、にゃん汰くんへの深い愛情を物語っています。にゃん汰くんは、たくさんの愛に包まれながら、今日も元気いっぱいの姿を見せてくれていることでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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