「ウエスタン、阪神－ソフトバンク」（１９日、日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム）

　阪神・伊藤将司投手（２８）がウエスタン・ソフトバンク戦に先発。７０球を投げ、５回４安打無失点の投球で開幕１軍に向けてアピールした。

　四回に先頭の広瀬、続く山本にそれぞれ右前打を浴び、無死一、二塁のピンチが訪れた。しかし佐藤直を中飛から福島の好返球で三塁併殺に仕留め、笹川も高めのカットボール１球で中飛に抑えた。

　五回には、２死三塁で今宮との勝負を迎えた。全球直球で攻め、３球目の内角直球で三ゴロに料理し、ピンチを乗り切った。

　降板後は「インサイドにしっかり投げきることができた。自分の中では一安心」と失点投球が続く中での無失点投球に安堵（あんど）の表情を見せた。