【藤田平氏の眼】開幕投手にふさわしい投球見せた阪神・村上 4点リードの八回は中継ぎ投手に今季初登板を経験させても
「広島0-4阪神」(28日、マツダスタジアム)
開幕投手を務めた阪神・村上頌樹投手(26)8回2/3を4安打無失点。自己最多135球の投球で今季初勝利をつかんだ。デイリースポーツ評論家・藤田平氏(77)も「開幕投手にふさわしい投球だった」と称賛した。
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自身初の大役を任された村上は完封こそ逃したが、開幕投手にふさわしい投球だった。
表情からは緊張している様子は見られなかったし、立ち上がりから腕が振れていた。だから、カーブで緩急をつけられていたし、直球が走っていたから相手打者は低めのフォークに手を出してくれていた。バッテリーを組んだ坂本との呼吸が合っていたね。今年はキャンプからいい直球を投げていたし、しっかり調整してきたことを証明する投球だった。
4点リードの九回2死一、三塁で秋山を迎えた場面で降板となった。開幕戦という独特の緊張感がある舞台で、普段とは違う疲れが出ていただろうし、自己最多の135球を投げていた。何よりチームの勝利が最優先だけに、降板は仕方ないだろう。
個人的には4点リードとなった八回は、相手が下位打線から始まるだけに、中継ぎ投手に今季初登板を経験させてもいいのではと感じた。だが、藤川監督は村上に完封させたくて九回も任せたのだろうし、結果として無失点で勝ち切ったことは価値があるね。
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