オンラインカジノを過去に利用したことで活動自粛し１３日に個人練習を再開していたオリックス・山岡泰輔投手が２１日、大阪市内の球団施設で報道陣に対応した。活動自粛となってから公の場で山岡本人が報道陣に対応するのは初めて。「この度、ファンの方、チームメイトなどたくさんの方々にご心配とご迷惑をおかけして、本当におわびします」と反省の言葉を並べた。

　神妙な表情を浮かべた山岡は今後に向けて「野球に対する気持ちをイチから変えて、全力でやっていきたいと思っています」と頭を下げた。活動自粛中はチームメートから連絡もあり「チームメイトなど、いろんな人から連絡いただいて。すごく野球ができないというもどかしさ、申し訳なさがありました」とした。

　オンラインカジノを利用したことには「（違法性について）分かりづらさもありますが、そういうことをもうひとつ自分の中でちゃんと調べたりとかそういうことをしないといけない」と反省。また、今回の一件でＮＰＢでは山岡だけ名前が公表された件については「他の選手がどうこうというよりも、僕自身がやってしまった行動を球団の方と話し合って、そういう結果になったというところ」とした。

　山岡は２月２１日から３月１２日までの活動自粛中は自宅で体を動かすなどしてきたという。個人練習を再開した１３日以降は球団施設で調整してきた。

　ここまでの経緯は、２月１７日に球団がＮＰＢから山岡のオンラインカジノ利用に関する情報を入手したとして調査依頼を受け、翌１８日に球団と山岡が面談していた。

　同２１日に春季キャンプ地の宮崎から帰阪して大阪府警に相談した山岡の活動自粛を球団が発表。３月１２日に、翌１３日から山岡が活動を再開することを球団が発表していた。

　なお、山岡はこの日からチームに合流する。