【野球】西武・源田 レギュラー返上も際立つ存在感 姿勢からにじみ出る“自覚” 鳥越ヘッドと40分以上「話していたのはチームのこと」
キャンプ3日目、個別の打撃練習を終えた西武・源田壮亮内野手(31)は、今季から新たに加入した鳥越裕介ヘッドコーチと40分以上にわたって言葉を交わした。打つそぶり、守るそぶりを交えて話す鳥越ヘッドの言葉に源田は何度も深くうなずいた。
会話の内容について源田は「鳥越さんと話していたのはチームのことですね。いろいろ、チームの今までのこととか作戦面のこととかです」と明かした。チームの現状から作戦面にまで話が及んだというヘッドとマンツーマンでの話し合い。チームの中でも源田の存在感の大きさが際立ったシーンとなった。
昨年末に一部週刊誌で不倫騒動を報じられ、1月中旬に事実を認めた。今季から指揮を執る西口監督には一からやり直したい気持ちを伝えてレギュラーの立場を返上した。
築き上げた立場も一度“リセット”して臨む今春のキャンプ。もう一度はい上がろうとグラウンド上で覇気を漂わせている。ポジション別のノックでは元ソフトバンク・仲田、元ロッテ・平沢と新加入の選手2人と遊撃を守った。源田はひときわ大きな声を出して球を呼び、華麗なグラブさばきを披露。平沢がエラーをすると「これはもう一丁やろ!」とゲキを送るなど声を張り上げてはつらつとしたムードを作り上げていた。
「疑問に思ったことはなんでも聞いていきたい。後ろから見てても勉強になりますし、まずは見て学びたい」と平沢。後輩からの憧れの視線も変わらない。
練習終わりには即席サイン会も開いて室内練習場の前には長蛇の列ができた。「ありがとうございます」と一人一人の目を見てサインを書き、並んだファン全員に対応。練習終了直後にもかかわらず15分以上にわたってペンを走らせた。
例年とは違うキャンプインとなったものの、チームメート、ファンからしても源田の存在感は大きいもの。チームは昨季91敗を喫して最下位。レギュラー返上からはい上がる背番号6が逆襲をけん引する。
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